愛されたい、だけなのに~先生、どうしたらいい?~【2】
振り返ると、ベットで上半身だけ起こした柳先生。
「え…っと…」
びっくりして、言葉が飛んだ。
「人の部屋に勝手に入るなよ」
…あれ…
「…すいません」
なんか口調が、怒ってる?
「で、何かあったのか?」
「え…あ…」
「用事があって来たんだろ?」
「そうなんですけど…」
なんか、居づらい。
「やっぱ、いいです!失礼しました!」
空気に耐えれなくて、逃げるように柳先生の部屋から出た。
びっくりしたー…
あんな柳先生、初めて見た。
プライベートな空間を邪魔しちゃったからかな?
ちょっと、怖かった。