愛されたい、だけなのに~先生、どうしたらいい?~【2】




振り返ると、ベットで上半身だけ起こした柳先生。


「え…っと…」

びっくりして、言葉が飛んだ。

「人の部屋に勝手に入るなよ」

…あれ…

「…すいません」

なんか口調が、怒ってる?



「で、何かあったのか?」

「え…あ…」

「用事があって来たんだろ?」

「そうなんですけど…」


なんか、居づらい。






「やっぱ、いいです!失礼しました!」



空気に耐えれなくて、逃げるように柳先生の部屋から出た。



びっくりしたー…


あんな柳先生、初めて見た。


プライベートな空間を邪魔しちゃったからかな?






ちょっと、怖かった。








< 52 / 121 >

この作品をシェア

pagetop