嘘だけの2年間



それから毎週日曜日のお昼から会って、よる7時くらいに家に帰るという習慣が一ヶ月くらいつづいたある日。


この高校三年生の夏は、進路をほぼ決まってなきゃいけないのに、今になって迷い始めた私。


東京に見学に行った学校、すごくよかったよなあ……行けたら行きたいし……

だけどゆうくんは、東京に行ったら会えないもんなあ……
でも、あやかの彼氏って言うわけでもないしなあ。


そんな時にゆうくんに

ーあやかも、そろそろ進路きめないと大変だよお〜〜

ーあやかは、東京行くんでないの??

ーん〜ん。今はね悩んでるの、すごく。

ーあ〜そうなんや。あ!おれな、あやかが北海道に残るって決めた時、伝えたいことあんねん!

ーえ〜なになに??(笑)

ーん〜?それは進路決めてからやな!



これは流れ的に絶対に告白だ!
こんな24で月50万も貰ってるなんて、もう結婚したら幸せだよね!うん!


ゆうくんのメールのやり取りで私はあっさり、北海道の専門学校に行こうと決めた。

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