嘘だけの2年間
そんな感じでなんとか、ゆうくんの車へとたどり着けた。今日は海の岬でシュノーケルするっていうスケジュール。
男の人と一泊なんて初めてだし、明日は学校あるし……そんな感じで私の荷物は、ショルダーバッグと大きいショッパーが三つに!
制服スクバ授業道具の他に、コテ、アイロン、パジャマ、私服三枚、などなど……今考えるといらないものばかり!
そんな大荷物を乗せながら二時間のドライブ。ゆうくんとずーっとお喋りしたり、お菓子食べたり、歌を歌ったり。
大好きなゆうくんだったから、一緒にいるだけで嬉しくて!
ただ、海とかそんなに好きじゃないけど、ゆうくんに誘われたからオッケーしたような感じ。
いざ、海についてウェットスーツに着替えてみると、若干乗り気じゃなくなってくる。
そのままゴムボートにのり、ゆうくんは海に潜ってみたり泳いだり。私はボートからそれを見て、はははは……と笑ってみたり。
ただ正直、海の波に上下されてもうすっごく気持ち悪くて、愛想笑さえ出来なくなってきた。