嘘だけの2年間
普通に気持ち悪いし海寒いし、早く帰りたい。それが正直本音だったけど、ゆうくん手前に言える訳もなく。
1時間くらいゴムボートで揺られてもう限界。やっとの思いで、
『ゆうくん……寒いし気持ち悪い………』
そこから、ゆうくんの慌てようと言ったら!もうすぐボートを漕いで車へ。
『俺だけ楽しんでたもんな!ほんまごめんな??熱はない??大丈夫か?!』
そんな感じで来た時の服に着替えてやっと車の助手席。はー。やっとここまで来たーって感じでした。
『っしゃ。したら、小樽まで行ってブラブラして札幌帰るか!うん、そうだな、それがいい!』
………自己解決………(笑)
『あ、それとな!ひとつ!
あやか俺と付き合うへん?!』
『ん?うん………ってえ?!(笑)あやかでいいの?!』
『俺があやかがいいねん!返事は?』
『わかった、いいよ!』
『なんや、その上から目線!俺のが6つも上やぞ!ま、そんなあやかも俺は好きやけどな〜〜』
2012年9月17日。
ゆうくんに帰り道の車であっさり告白されて、私たちは付き合う事に。
この時は本当に幸せで嬉しくて楽しくて、最後の結末なんて予想にまでしなかったのになあ。