嘘だけの2年間
よく分からないけど、気づいたらゆうくんが私の事をお姫様抱っこしてる。
『やめてえーやめてえーってばあーー』
『はいはい、酔っ払いはベットで大人しく寝とき。あんなに残ってたのに、全部あやかが飲んだんか??』
『んふふふふーーーないしょーーー』
『ん、内緒ってこの部屋には俺と彩花しかおらんよ。彩花が飲んだんだよな、ほれ。』
そんな感じでベットに寝かされる。残念な事にこの部屋はツインベット。
『はいはーいおやすみーーー』
私もう付き合いたてなのに、このもう訳わかんない感じ最悪………。
次に目が覚めた時はゆうくんがテレビを見てた。時間はまだ12:00前。お酒が回ってて目の前ぐるんぐるんだけど、目が冴えてしまった私。意味もわからず
『ゆうくんーーあのねーなんか面白い話ししてーー』
『ん?!起きたと思ったらずいぶんの無茶振りやな!!ええよ!こっちおいで』
やったーやったーフラフラしながら、ゆうくんの隣に潜る。
『じゃ、はい、面白いはなし』
『ん?むかーしむかーし』
『あきたーーー』
『なんだとーー安部様がせっかく話してやってるのに!』
『きゃーーーごめんっごめんってーー』