嘘だけの2年間
そんな感じで少しじゃれ合いっこなんてして、二人とも爆睡。朝まで爆睡。
エッチとかするかなって思ったけど、そういうのは全くなくて。ただ寝るときにおでこにチュって。ただそれだけ。
ただそれだけなんだけど、初めての男の人のチュー。すっごくドキドキしたし照れたしなんか変な感じだった。
次の日起きた時には私は人生で初めての二日酔い。頭痛いしお腹空かないし、なんかぐるぐるするって感じで。
『あやかも一丁前に二日酔いか!高校生のくせに!』
なんて言われながら車で学校まで送ってくれてばいばい。
そこから私は普通に私は学校。
席に着けば、いつもの友達5.6人があやか、どうだった??大丈夫だった??そんな話で盛り上がる。
『やーでもその虚言癖彼氏なんか怪しいよねーーなんでわざわざ6こも下のしかも高校生の女の子に手を出すんだろうね〜〜』
『んーーなんでだろうね??』
『あやか、気をつけなよ虚言癖彼氏に』
………ゆうくん全然虚言癖じゃないし、すっごく優しくていい人だもん。
みんなに否定されればされる程、自分の中で、でも……って思いが強くなってきて。いつしか、友達の助言なんて全く耳になんか入らなくなっていた。