抹殺ゲーム。
序章
【椎名みき side】

季節は秋。

厳しかった夏も終わり、少し涼しくなってきた。

私は、椎名みき。

双子の片割れです。

1時間早くうまれた姉の名前は、椎名みこ。

双子なんて羨ましい。なんて言う人がいる。

だけど私は、あいつのことが大嫌いだ。

今日だってそうだろう。

今は朝の7時30分だ。

学校に行けば、みこは表の顔になる。

そのせいで、私の恋も...終わってしまった。

原因は全てあいつにある。

みこのせいだ。

しねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしね!!!!

死ね。

死んで、地獄に落ちろ。

そのくらいの罰は、うけて当然だろう。

みこは、小さいころからそうだった。

ずっと、恨んでいた。

憎んでいた。

憎しみに、恨みに、溢れていた。

今はもう、爆発しそうだ。

いつか、殺してやる。



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