素晴らしき人生。
変わらない日々
*加藤 羽紗
16歳にもなったら身長伸びないかな…。
「んっしょ…とどかな…っ…」
私、加藤 羽紗は理由があって定時高校に通っている16歳。
昼間は本屋で働き、夜は学校。
それを繰り返す。
ここには友情があるわけじゃない。恋愛があるわけじゃない。
そもそもそんなの求めてない。
だから変わらない日々を繰り返しているのだろう。
「てんちょー!椅子借りていー?」
「おお。いいよ。いいけど羽紗ちゃん、店長には敬語を使いなさい。まったく。」
「はぁーい。」
この本屋の店長は37歳。鮫島さん。
優しくて紳士で私にとってはお父さんのような存在だった。
「てんちょ、この椅子めっちゃ重い…無理…。16歳だから無理…。」
「あはは…(笑)16とかじゃなくてちびだからだろ?(笑)」
「バカにしてるでしょー。さっきそれで測ったら147cmになってたし!」
「そっかそっか(笑)とりあえず仕事と敬語な。ほれ、いす。」
「どーも。」
昼間でほとんど誰もいなくて暇なこの昼間。大好きな本の中で囲まれて、本に触れて仕事ができる。
それだけでも幸せ。
「よし、これで終わり…っと…ってうわぁぁぁあ…!」
「いったぁ…あれ?痛くない…?」
いま私椅子から落ちたよね??
「っと…大丈夫?ケガない?」
そこには見たことのない男の子がたっていた。
「は…い。」
よく見ると男子高校生だ。
まだ14:00にもなってないのに?
どうして…?
16歳にもなったら身長伸びないかな…。
「んっしょ…とどかな…っ…」
私、加藤 羽紗は理由があって定時高校に通っている16歳。
昼間は本屋で働き、夜は学校。
それを繰り返す。
ここには友情があるわけじゃない。恋愛があるわけじゃない。
そもそもそんなの求めてない。
だから変わらない日々を繰り返しているのだろう。
「てんちょー!椅子借りていー?」
「おお。いいよ。いいけど羽紗ちゃん、店長には敬語を使いなさい。まったく。」
「はぁーい。」
この本屋の店長は37歳。鮫島さん。
優しくて紳士で私にとってはお父さんのような存在だった。
「てんちょ、この椅子めっちゃ重い…無理…。16歳だから無理…。」
「あはは…(笑)16とかじゃなくてちびだからだろ?(笑)」
「バカにしてるでしょー。さっきそれで測ったら147cmになってたし!」
「そっかそっか(笑)とりあえず仕事と敬語な。ほれ、いす。」
「どーも。」
昼間でほとんど誰もいなくて暇なこの昼間。大好きな本の中で囲まれて、本に触れて仕事ができる。
それだけでも幸せ。
「よし、これで終わり…っと…ってうわぁぁぁあ…!」
「いったぁ…あれ?痛くない…?」
いま私椅子から落ちたよね??
「っと…大丈夫?ケガない?」
そこには見たことのない男の子がたっていた。
「は…い。」
よく見ると男子高校生だ。
まだ14:00にもなってないのに?
どうして…?