キミだけの、その声で。 ~君とあたしの恋の唄~




きっと、恋しちゃったんだ。

一目惚れ、ってほんとうにあるんだ……。


胸に手を当てて、カレを見つめる。


たぶん、あたしは楽しそうに、優しい声で優しい瞳で歌う、カレに


一目惚れしてしまったんだ。





〜♪〜♪〜♪

《君が僕を見てくれる日は
来るのかな……?

でも、いいや
君が笑ってさえいれば

…………僕は君を愛してる》



ジャジャンッ!とギターの音で終わったその唄。

周りからともなく、拍手が沸き起こる。



「ありがとうございます」と頭を下げる3人は、とても嬉しそうに微笑んだ。








< 9 / 16 >

この作品をシェア

pagetop