1cm先のアンドロメダ
1ヶ月後
私はキャンパスライフをエンジョイしている
というわけではなかった
勉強に追われ、テストに追われ
1番楽しみなのはサークルっていう
そうです、天文学同好会
ただ、同好会なので
あまりお金を出してくれないっていう寂しさ
……
「うわっ!!」
いけない、考え込んでた。
歩いてる途中に誰かとぶつかったのだ。
「ごめんなさい!大丈夫ですか!?」
「あ、あぁ、大丈夫。こっちこそごめんね」
………………。
「こ、功先輩……?」
間違いない
確かにそうだ。
高校の時の部活の先輩
………功先輩。
「え、俺のこと知ってるの?」
………え
「私の事、覚えてませんか!?天文学部の先輩の1個下の架子です!」
……………
沈黙が続く
「ごめん、覚えてないわ」
先輩はそのまま立ち去ってしまった。