散る頃に咲く花~藤堂平助~

「新選組の奴ら、よくも伊東先生方を!」

「許さん!」

仲間は伊東さんが殺されたという油小路に走っていった。

「藤堂何やってるんだ!早く行くぞ!」

「伊東さんが新選組に殺されたなんて、何かの間違いじゃねぇのか?」

そうてあってほしい。

けど仲間は、

「おい藤堂。裏切るのか?」

と、俺に刃を向けてきた。
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