散る頃に咲く花~藤堂平助~

「そんなわけ、ないだろ?」

俺の声はすごく弱々しかった。

「なら行くぞ。」

仲間は先に駆けていった。

俺も胸にしこりを宿しながら後を追いかけた。

伊東さん!

新選組の皆!

この時俺は、どっちを思っていたんだろう。
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