MIRROR-ЯOЯЯIM
「あの…。」
いきなり屋上に連れて来られて、困惑する私。
「あ、この姿で会うのは初めてだよね。」
「どういうことですか…?」
すると、彼は生徒手帳を取り出した。
「それ見たら、僕が誰だかわかるよ。」
言われるがままに生徒手帳を見てみる。そこには…。
「えっ…?」
ミシェルちゃんの生徒証明書があった。
「びっくりした? 僕、かなりこじれた二重人格なんだ。」
「二重人格…?」
「そう。教室に挨拶しに行ったのは、もう一人の僕。」
「そんなこと言っても、性別まで変わって…。」
「まあ、日本には魔法使いも魔女もいないからね。この症状は魔法使い特有なんだ。」
「へ~…。それで、何で私?」
「…一目ぼれした。」
「へ?」
「いや、その…ちょっと複雑になるけど、いい?」
「別に…。」
それからの話は、本当に複雑だった。
ミシェルちゃんは、都樹に一目ぼれしていたらしい。そして、この男子モードのミシェルちゃん…ミハイルという名前らしい…は、私に、一目ぼれしてしまったらしい。
「えっ…?」
「いきなりこんなこと言っても断られるのは分かってるんだけど、とりあえず言っておきたかったから…。」
そう言うと、ミハイルはお掃除ロボットに乗って教室の方に戻って行った。
いきなり屋上に連れて来られて、困惑する私。
「あ、この姿で会うのは初めてだよね。」
「どういうことですか…?」
すると、彼は生徒手帳を取り出した。
「それ見たら、僕が誰だかわかるよ。」
言われるがままに生徒手帳を見てみる。そこには…。
「えっ…?」
ミシェルちゃんの生徒証明書があった。
「びっくりした? 僕、かなりこじれた二重人格なんだ。」
「二重人格…?」
「そう。教室に挨拶しに行ったのは、もう一人の僕。」
「そんなこと言っても、性別まで変わって…。」
「まあ、日本には魔法使いも魔女もいないからね。この症状は魔法使い特有なんだ。」
「へ~…。それで、何で私?」
「…一目ぼれした。」
「へ?」
「いや、その…ちょっと複雑になるけど、いい?」
「別に…。」
それからの話は、本当に複雑だった。
ミシェルちゃんは、都樹に一目ぼれしていたらしい。そして、この男子モードのミシェルちゃん…ミハイルという名前らしい…は、私に、一目ぼれしてしまったらしい。
「えっ…?」
「いきなりこんなこと言っても断られるのは分かってるんだけど、とりあえず言っておきたかったから…。」
そう言うと、ミハイルはお掃除ロボットに乗って教室の方に戻って行った。