初恋から2番目の初恋
入学式はただ退屈な校長先生の話だった。
眠気だけしかでてこない。
正直この学校の特色とか興味ないし。
クラスは神奈と同じクラスでとてもうれしかったけど、
春輝がいた。
同じクラスに。
あたしは春輝の高校を知らなかったのですごくびっくりしたし気まずかった。
だってあたしは「はるかわ」春輝は「はみや」
中学の時はたまたまクジであたしの後ろが春輝だったけれど、
名前の順だとあたしの前は春輝になる。
どうしてればいいんだろう。
話しかけたらやっぱりマズいかな。
たくさん考えさせられるハメになった。
神奈は「ゆきむら」だから席は遠くはないはず。
神奈としゃべってやり過ごすほかなさそう…。
あたしの高校生活は早くも灰色だった。