初恋から2番目の初恋
体育祭と告白
入学してもう2か月たった。
今だに春輝とは話していないし、春輝は不良のまま孤立していた。
あたしは気にしないようにしてどんどん春輝を目で追う日も少なくなっていった。
もうすぐ体育祭!
あたしはすごく足が速かったりするわけじゃないけど運動は苦手ではなかった。
それに体育祭はおそろいのTシャツをつくったり楽しいからだいすき。
あたしのクラス1-2は青団
Tシャツは基本的にみんなで考えたけど、さいごにデザインしたのはあたしや神奈のグループ。
神奈がフレンドリーでおもしろいタイプなので一緒にいたあたしも入れてにぎやかなグループだった。
いわゆる目立つクラスの中心で動いたり話したりするグループ。
あたし、神奈に加えて立花 凛、結城 理紗の4人で一緒にいた。
凛は運動が得意で陸上部なので団対抗リレーや部活別リレーなどに出る。
理紗はバレー部。細いのに筋肉があるので体育祭をたのしみにしていた。
準備も着々とすすみ、明日は体育祭!
「がんばろうね!」
隣の席の春宮 隆宏くんが笑って話しかけてきたので、
「うん!がんばろうね!」
笑って返事をかえした。