むかしむかしの恋心
ある日、二人でいつものように冒険をしているとき、レンはふと疑問に思ったことを口にしました。
「ねぇ、サラ
君は学校はどんなところなの?
友達の話とか全然話してくれないし
たまには聞いてみたいな」
そう言ってサラを見ると、とても悲しそうな顔をしていました。
「…サラ?」
「…ごめんなさい、レン
あなたに話してあげられることは何もないわ」
「え…?」
「ごめんなさい。」
サラからの初めての拒絶
それはレンにとって衝撃的でとても悲しいことでした。