むかしむかしの恋心



そんなある日


レンは怪我で入院した友達のお見舞いのために病院に来ていました。


病室で30分ほど話して、レンは帰ることにしました。






出口へ向かう途中、中庭の近くを通ると、そこにはすっかりさみしくなってしまった桜の木を眺めている少女がいました。



サラもよく木を眺めていたな、と懐かしく思い少し笑っていると、少女はレンに気づいたのか、こちらを振り返りました。





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