甘々ボイスのお隣さん!【完】
「あぁ…これサンキュー」
ヨウカンを持ちながら家のドアノブに手をかけた。
「待って!」
「…なに?」
「また…来てよ!あたし、今日話せて楽しかった!」
なんでだろう。
なんであたし、こんな必死に素直に話してるの?
気になるって、こんなに必死になるものなの?
「…いやだ」
「…そっか…ごめんね」
やばい。
泣きそうだよ…
あたしは蓮にバレないように後ろを向いて、リビングに向かった。
「…お前がくればいい。じゃぁな」
バタン。