甘々ボイスのお隣さん!【完】
あたしは美希の口から手を離し、腕を掴んで廊下に出た。
廊下に出て、掴んでいた腕を離すとちょっと怒った様子の美希。
「ちょっと!なんで翔に言わないの!?」
だって....
「なんていうか....知られたくないっていうか....ほ、ほら!またバカにされると困るし!!ね?」
多分、あたし今相当焦ってる。
なんでだろ。
瞬間的に、知られたくないって思った。
あの金パツの蓮のことを、まだ知られたくなかった。