やっぱりあなたの事が好き
「私の事、“可愛い”なんて言ってくれるの、賢太くらいやで!」
照れ隠しのように、私は笑いながらそう言う。
「そんな事ないよ!美穂が気付いてへんかっただけで、高校ん時も美穂の事、“可愛い”とか“好き”って言ってた男子いたし!」
「えぇぇっ!!そんなん知らんし!!」
私と賢太のやり取りを見ていた莉子は、さらっとそんな事を言ったけど、私はかなりびっくりした。
「だって、美穂、全く気付いてへんかったもん」
そう言いながら、莉子はにこにこしている。
気付くもなにも、そんな人がいるなんて思った事もないし!
「なんで莉子、そんな事知ってんの?ってか、何で言ってくれへんかったん?」
「いやぁ、その男子から相談されてて……。っていうか、美穂、その時も好きな人いいひんかったし、そいつの事も何とも思ってへんかったから。それに私から言う事じゃないやろ?」
まぁ、そうなんやけど……
正直、誰かは気になる。
だけど、告白なんてされてたとしても
“私に告白?ありえへん”
そう思って信じなかっただろうし、例え、告白されたからって、その相手を好きになるってわけではない。
照れ隠しのように、私は笑いながらそう言う。
「そんな事ないよ!美穂が気付いてへんかっただけで、高校ん時も美穂の事、“可愛い”とか“好き”って言ってた男子いたし!」
「えぇぇっ!!そんなん知らんし!!」
私と賢太のやり取りを見ていた莉子は、さらっとそんな事を言ったけど、私はかなりびっくりした。
「だって、美穂、全く気付いてへんかったもん」
そう言いながら、莉子はにこにこしている。
気付くもなにも、そんな人がいるなんて思った事もないし!
「なんで莉子、そんな事知ってんの?ってか、何で言ってくれへんかったん?」
「いやぁ、その男子から相談されてて……。っていうか、美穂、その時も好きな人いいひんかったし、そいつの事も何とも思ってへんかったから。それに私から言う事じゃないやろ?」
まぁ、そうなんやけど……
正直、誰かは気になる。
だけど、告白なんてされてたとしても
“私に告白?ありえへん”
そう思って信じなかっただろうし、例え、告白されたからって、その相手を好きになるってわけではない。