やっぱりあなたの事が好き
「なんで……、私が間宮の事嫌いって思うん?」
「だって、大村、俺の事避けてたし……」
あっ……
間宮が友達に私の事を“ブス”って言ったのを聞いてから、私は間宮に話し掛けられても、素っ気ない態度を取っていた。
それまでは、間宮とは他の男の子よりも、よく話していた。
だから、たくさん話して、間宮を知って、どんどん好きになるのが嫌だった。
だって、辛くなるから……
「あっ……、あれは……」
私は間宮から視線を逸らす。
「あれは、何?言って?」
間宮は、そんな私に優しく聞いてくれた。
「間宮だけは、私に“ブス”って言ってこぉへんかったのに、陰では言ってて……。それがショックで、間宮の事、避けてた。あの時は、“間宮の事、嫌い”って思い込もうとしてたけど……、そう思うようにしてたけど……。でも、違うもん」
間宮の言葉を聞いてから、“間宮の事が嫌い”そう思っていたけど……
それは、そう思わないと、間宮の事をどんどん好きになりそうだったから。
だから、本当は“嫌い”だと、思うようにしていただけ。
それに、本当に嫌いな人だったら、こんな風に一緒にご飯食べに行かないから。
「だって、大村、俺の事避けてたし……」
あっ……
間宮が友達に私の事を“ブス”って言ったのを聞いてから、私は間宮に話し掛けられても、素っ気ない態度を取っていた。
それまでは、間宮とは他の男の子よりも、よく話していた。
だから、たくさん話して、間宮を知って、どんどん好きになるのが嫌だった。
だって、辛くなるから……
「あっ……、あれは……」
私は間宮から視線を逸らす。
「あれは、何?言って?」
間宮は、そんな私に優しく聞いてくれた。
「間宮だけは、私に“ブス”って言ってこぉへんかったのに、陰では言ってて……。それがショックで、間宮の事、避けてた。あの時は、“間宮の事、嫌い”って思い込もうとしてたけど……、そう思うようにしてたけど……。でも、違うもん」
間宮の言葉を聞いてから、“間宮の事が嫌い”そう思っていたけど……
それは、そう思わないと、間宮の事をどんどん好きになりそうだったから。
だから、本当は“嫌い”だと、思うようにしていただけ。
それに、本当に嫌いな人だったら、こんな風に一緒にご飯食べに行かないから。