やっぱりあなたの事が好き
「私……、私も……。間宮の事、好き」


そう自分の気持ちを認めた途端、私の顔は真っ赤になる。

それが恥ずかしくて、私は俯く。


「じゃぁさ……、俺の彼女になって?あかんかな?」


彼女?

間宮はホンマに私でいいの?

間宮は私の事を“好き”って言ってくれたけど、でも私は“ブス”。

そんな私が彼女でいいの?


「ホンマに私でいいん?」


私は俯いていた顔を上げ、間宮を見る。

すると、間宮は


「大村がいい。大村美穂じゃないと嫌」


私をまっすぐ見つめたまま、そう言ってくれた。


「ありがとう」

「って事は……?」


ホンマに、ホンマに私でいいの?


まだ、そう思うけど、でも、間宮は“私がいい”って言ってくれた。


「私を彼女にして下さい」

「あぁ、大事にする」


間宮はそう言うと、私の腕を引っ張り、ぎゅっと抱きしめる。


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