やっぱりあなたの事が好き
「じゃぁ、聞いてみてぇやー」


そう言いながら、間宮はにこにこしている。


っていうか、


もし、友達が“ブス”やったら、間宮はどうするんや?


ちょっとそう思ったけど。

まぁ、莉子は可愛いから、何の問題もない。


それよりも、どうしようかな……


待ち合わせ場所であるショッピングビルはもう目の前。

莉子がもう着いているのなら、私が見えているはず……


私が莉子を探していると


「美穂ーっ!」

「あっ、莉子」


莉子が私達の所へ走って来た。


莉子は、ぱっちり二重で笑ったらえくぼが出来る。

性格も明るくて、初対面の人とも普通に仲良くなれるし、すごく人懐っこい。

見た目も可愛いし、性格もいいから、高校の時も、男女関係なく、みんなから好かれていた。

人見知りでなかなか自分から話し掛けられない私とは全く違うタイプだ。

まぁ、話し掛けてもらえれば私も普通に喋れるんだけどね。


莉子は結構はっきり物事を言う。

まぁ、初対面や知り合い位の人にはそうでもないけど。

いろんな話をしていくうちに、すごく仲良くなった。

そんな莉子は、今では一番の親友だ。



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