クロスストーリー
「キュキュ?…(カツカツ)…キュ、キューン!!」
「お?気にいった?」
「キューン♪キューン♪」
パタパタと尻尾を振りながら嬉しそうにササミを頬張るユナを見て、思わず和むのだが自分の食事を作っていないのであまりぼんやりしている暇もない。
みじん切りにしたニンニクの香りが油に移るとトウガラシを流し込む。
物が炒まる心地よい快音と独特の匂いにカミヤの腹は『早よ食わせろボケ』と、言わんばかりに音を鳴らした。
「……俺も腹減った。」
残しておいたササミの細切りと野菜を入れて炒め、全体的にシャッキリとなったらお湯を食材が入った鍋に移し替える。
さらにその中に塩と酒、焦げ付かないようかき混ぜながら数分待つと、カミヤは満足そうに笑みを零した。
「っし!スープ完成~っと。」
二人分にしては少々多すぎる量になってしまった事に若干苦笑いを浮かべるも、そんな事をいちいち気にするほど今のカミヤに余裕はない。
皿に盛り付けている時、匂いで眼が覚めたのかラックがキッチンに入って来た。
「お、起きた?」
「…あんた何してんの?」
キョトンとしているラックにカミヤは見て解らないのかお前は?
と言った表情になるも気を取り直して
「朝飯だよ、だってお前寝てんだもん。」
「いや…そうじゃなくて…カミヤは特待生なんだからルームサービスあんのに。」
「………。」
「………。」
「………はよ言え!!」
「ΣΣぐわ!!?」
「お?気にいった?」
「キューン♪キューン♪」
パタパタと尻尾を振りながら嬉しそうにササミを頬張るユナを見て、思わず和むのだが自分の食事を作っていないのであまりぼんやりしている暇もない。
みじん切りにしたニンニクの香りが油に移るとトウガラシを流し込む。
物が炒まる心地よい快音と独特の匂いにカミヤの腹は『早よ食わせろボケ』と、言わんばかりに音を鳴らした。
「……俺も腹減った。」
残しておいたササミの細切りと野菜を入れて炒め、全体的にシャッキリとなったらお湯を食材が入った鍋に移し替える。
さらにその中に塩と酒、焦げ付かないようかき混ぜながら数分待つと、カミヤは満足そうに笑みを零した。
「っし!スープ完成~っと。」
二人分にしては少々多すぎる量になってしまった事に若干苦笑いを浮かべるも、そんな事をいちいち気にするほど今のカミヤに余裕はない。
皿に盛り付けている時、匂いで眼が覚めたのかラックがキッチンに入って来た。
「お、起きた?」
「…あんた何してんの?」
キョトンとしているラックにカミヤは見て解らないのかお前は?
と言った表情になるも気を取り直して
「朝飯だよ、だってお前寝てんだもん。」
「いや…そうじゃなくて…カミヤは特待生なんだからルームサービスあんのに。」
「………。」
「………。」
「………はよ言え!!」
「ΣΣぐわ!!?」