【完】私の彼氏は転校生。

〜一穂side〜


舞と有理とあたしで立夏を待ちながら話していると、私の好きな人、朝田が話しかけてきた。


「本田、ちょっと話があんだけど……」


えっ!?まさか告白……!?


私は朝田と2階の階段に行った。


「……ここなら人、来なさそうだな」


「……で? 話ってなに?」


……あぁもう!私ってば素直になれないし可愛いげないし……っ!


「……俺はお前が好きだ! ……だからっ……お……俺と……」


「うん、いいよ」


私は朝田が最後まで言う前にいった。


「……お、おぅ! じ、じゃあこれからもよろしく! じゃあなっ!」


そういって朝田は階段をかけ上がっていった。


私は何分かしたあと教室に戻った。そこでは立夏、舞、有理が興奮した表情で私を見ていた。


「「「どうだった!?」」」


早速3人に聞かれた。


「私っ……朝田に告白されちゃった!!」


舞が聞いてきた。


「返事はOKだよね!?」


「うん!OKしたよ〜!」


すると3人は私に抱きついてきた。


「「「おめでとー!!!」」」

私の初恋は見事に叶った。





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