【完】私の彼氏は転校生。
ところが、ダイヤモンドの指輪が展示されていた部屋に戻ると、立夏はいなかった。
もしかして……怒って帰っちゃった……!?
俺は急いで立夏を探す。すると、美術館の放送からか、アナウンスが流れた。
「本日は当館にお越しいただき、誠にありがとうございます。迷子のお知らせです。尾崎立夏様とご一緒にこられました滝川健吾様迷子センター・2階に来てください」
!!!!!帰ってなかった……!!よかった〜……っじゃなくて!!!早くいかなきゃ……!!
俺は階段をかけ上がり、迷子センターへ走った。