【完】私の彼氏は転校生。
私と健吾と有理がA組、舞と一穂と朝田がB組に分かれた。
「舞ー……分かれちゃったよ〜……っ!!」
「うん……でも滝川と一緒のクラスでよかったねぇ!」
「うん! 一穂も、朝田と一緒でよかったね!」
「俺……いまだに何で立夏と別れたのか……疑問なんだけど……」
「「「「「じゃあ教室にレッツゴー!!」」」」」
「え゙っ、ちょっ、皆! 俺を無視すんなよぉぉぉ!!!」
私達は悠太の話を無視して、教室に向かった。
「……じゃあ、昼食は食堂で一緒に食べるってのはどう?」
一穂がこんな提案をしてきた。
「うん、そうしよっ! ……じゃ、休み時間にたまに会いに行くねっ!」
すると、朝学活が始まるチャイムが鳴った。
「じゃあね〜!」
「うん、またあとでねっ!」
そういって私達はそれぞれの教室に入っていった。
「はい、皆席についてますかー?」
教室に入ってきた先生は、なんか……こう……ほんわかとした女の先生だった。
「おはようございます。私が1年A組の担任になる、駒石 チヨ(こまいし チヨ)です。これから1年間、よろしくお願いします」
先生はペコリとお辞儀をした。