【完】私の彼氏は転校生。
「えっ……と……立夏」
健吾は私の方を少し見ながらそう言った。
「尾崎さーん! いつから〜?」
「中1から……です」
「結婚までいくの〜?」
……っ!!
「いくよ、もう予約したから。」
先生の前でいうなーっ!!
「はい、じゃあ次の人ー」
先生は話を終わらせてくれた。
朝学活が終わったあと、私の後ろに座っている子……宮野さんに話しかけた。
「あの……宮野さん」
「……あっ、はい! ごめんなさいっ!」
なぜ謝る!?
「あの……私、尾崎立夏、友達にならない……?」
「えっ、私でよければ……」
「ありがとう! 私のこと、立夏って呼んでいいからねっ!」
「立夏ちゃんよろしく、花恵でいいよ!」
「うん、よろしくね花恵ちゃん!」
こうして私には新しく友達ができた。
「そういえば立夏ちゃんって彼氏いるんだよね? いいな〜……」
「花恵ちゃんは好きな人とかいるの?」
「……私は……あまり男子と話さないから……いないんだ……」