【完】私の彼氏は転校生。
私の記憶1
「――か……っか……立夏……っ!」
目を開けると私の視界には男の子が。
この男の子は……
――――誰……?
見た目はキリッとした目つきで私と同じくらいの身長の男子。
「――!! 立夏……! みんな! 立夏が起きたぞ!!」
『立夏』……?もしかして……私の名前……?
「立夏! よかった、無事で……っ!」
次に話しかけてきたのは、やんちゃそうな顔の男子。
他には、髪の毛を頭のてっぺんでお団子にしてる女子、ツインテールの女子、胸まで髪をのばしてる女子、眼鏡をかけている男子がいた。
私はこの人達にこう聞いてみた。
「……ここはどこ? 私は誰なの? あなた達は……誰なの?」