【完】私の彼氏は転校生。
私は夕食を食べ終わり、さっきもらった薬を飲んでお風呂に入り、自分の部屋にいった。
……私、これからどうなっちゃうんだろう……
友達や親に迷惑かけて……嫌われちゃうんじゃないか、明日私の事を相手にしてくれないんじゃないかって、不安になる。明日の朝、死んじゃうんじゃないかって心配になる。
……そんなことを考えて、私は涙を流しながら眠った。
――翌朝、私は死なないで生きていた。
……こんなにも辛い思いするなら死んだ方がマシ。
たくさんの人から愛され、元気をもらって……でもそこから憎しみが生まれることもある……
人って、なんのために生きてるんだろうね。
だって生まれても最後はみんな死んじゃう。経験したことも意味がなくなる。水の泡になる。
1人死んだって総理大臣とか有名人じゃなかったら世界が変わったり、テレビにも映らないと思う。
……本当に、人間って難しい生き物。
って、なんで私朝からこんな暗ーい話を……?……まあいいや、早く学校にいこう。
私は制服に着替え、学校にいった。