【完】私の彼氏は転校生。
「――なんて事をいうの!! あなたは皆から愛されてるのよ!? 愛されてない……愛されない人なんてどこにもいないのよ!!!」
……お母さんは泣いていた。
そうだよね、愛されない人なんていない。健吾やお母さん達に私は愛されてるんだ……
――――生きたい――。
……生きて……生きてやり直そう……花恵ちゃんと話し合おう……。
そして、そのあと医者に診断してもらった結果、記憶が戻ったらしい。
病院を出ると花恵ちゃんがいた。
「……花恵ちゃん? もう6時だよ? 早く帰らなきゃ――」
「…………めん……」
「……え?」