【完】私の彼氏は転校生。
ついに、花火大会が始まった。ドーンという花火の音が胸に響く。
そして、いつのまにか大会は終わっていた。
「立夏、花火きれいだったね」
「うん、なんか早く終わった気分……」
気がつくともう9時だった。
「もう9時かぁ。帰らなきゃ……」
「あ、じゃあ俺が家まで送ってあげようか?」
「ううん、大丈夫だよ♪」
「そっか……あ、立夏! いい忘れたことがあるんだけど」
「ん? なに?」
「俺と……付き合わない?」