【完】私の彼氏は転校生。
「立夏〜! おっつかれ〜♪」
後ろから舞と一穂が話しかけてきた。
「うん、お疲れ〜! 健吾、スゴかったね! ていうか、悠太も出るんだね」
「うん、そうだよ! 本人は『絶っ対にやらない、やりたくない』っていっていたんだけど、先生とクラスの皆からの押しに負けて出ることに……」
A組って結構賑やかな……うるさい?子がたくさんいるんだよね。逆にB組は静かすぎるんだけどね……
「じゃあうちら用事あるから待ったね〜♪」
「うん! ばいば〜い!」
運動会練習が終わり、私は家に帰った。
「ただいま〜……はぁ〜〜……疲れた……」
靴を脱いでいると、台所からお母さんが現れた。
「立夏おかえり! 練習おつかれさま、早く着替えてきなさいよー」
「はーい」
私は階段を上って自分の部屋にいった。
今年も……雨が降ったりして中止にならないかなー……。花恵ちゃんも運動苦手らしいし。
「あ、そうだ」
まだ今日の出来事、日記にかいてない……しかも今日、宿題が出てたんだった……
「4月18日……っと」
iPodで音楽を聴きながら日記を書いていると、だんだん眠くなってきて寝てしまった。