【完】私の彼氏は転校生。


健吾が立ち止まり、私の方を向いたと思ったら突然キスしてきた。


「ねぇ健……っ!? ……んっ…………っはぁっ……けっ、健吾、いきなりなに!?」


「……立夏、隙ありすぎ」


健吾はそういって校庭に走っていった。


「えっ、ちょ、待ってよ健吾〜!!」


私も校庭に向かって走った。





「次のプログラムは借り物競争です。出場者は集まってください」


もう私の番かー……借り物……楽だといいけど……


「位置についてー、よーい……」


パァン!


あっ、やばっ!コケた……私のドジッ……


紙を取って見てみるとそこには、


『自分の恋人☆』


と書いてあった。



…………恋人ぉぉ!!??


なにこれ……これ、恋人いない人に当たってたらビリ……って、そんなの考えてる場合じゃなーいっ!!





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