【完】私の彼氏は転校生。
6歳からってことは……今年で10年!?しかも転校してもずーーっと私のことを好きだったなんて……!!
「もしかして……告白しなかったのって、今の関係を壊したくなかったから……?」
「……あぁ」
「そうなんだ……でも私、健吾のことずーーっと好きだったよ?」
――ドンッ
私が歩道の内側を歩いていると、健吾が壁に両手を当て、私が身動きできないようにしてきた。っていうかドキドキしすぎて動けない……!!
――あ、ヤバい、健吾……カッコいい……
――じゃなくて!!どうすれば――
「それは友達として……だろ? 俺がいってるのは異性として……一人の女として好きってこと。わかる?」
「……うん」
「そーゆーこと。じゃ、お泊まり会決定ね♪ 明日からちょうど親が5日間いないし」
「ちょっ……待ってよ健吾っ!」
「え? なんで? なんでもいうこと聞くっていってたじゃん」
「あ゙……」
そうだった……
「んじゃ、决・定☆」