【完】私の彼氏は転校生。
――なんだろ……健吾の口から飲んだからか甘い……?
「……どう? 立夏、美味しい?」
そりゃあ……
「美味しいに決まってんじゃん……」
「んじゃ、俺にも……同じことして?」
健吾は少し顔を赤くしながらそういった。
「……ダメ?」
「ダメ……じゃない……けど……恥ずかしいよ……」
すると健吾は、うるうるとした瞳で私を見つめてきた。
「うっ……わ……わかっ……た」
私は小皿にカレーをすくい、口に含んで健吾にキスしてカレーを健吾の口に流し込んだ。
「……ん……。ほんとだ、美味しい。立夏のフェロモンも入ってるのかな?」
……っ!?!?
「フェロっ……!?」
「……っ! ごめん、気持ちが高まりすぎた……今いったこと……なかったことにして」
いやいや……できないってば!!
こんな言葉言われたら忘れるなんてムリだよ!!こんな……
っあ〜〜胸が熱いよ〜っ!!!