【完】私の彼氏は転校生。
……よし、お粥完成!
お粥をおぼんに乗せて私は健吾の部屋にいった。
「健吾ー、お粥できたよー」
「んー……」
健吾はベッドからムクッと起きた。
「はい健吾、あーん♪」
私はお粥をスプーンで健吾の口に近づけた。
「……っ!! だっ、大丈夫だよ、自分で食べられるって……」
「いいの! はい、あーん♪」
「……あ……あーんっ…………」
健吾は少し恥ずかしながら口を開けた。
「どお? 美味しい?」
「……うん、美味しい」
「よかった〜♪ じゃあもう一口♪」
「……いい、自分でやる」
「えーっ……」
私は頬をぷっくりと膨らませた。
「……嘘だよ、早くちょうだい」
健吾はクスッと笑ってそういった。
「……健吾の嘘つきっ、……あーん♪」
私は健吾の口の中にお粥を入れて、健吾は美味しそうに食べている。数分後、健吾はお粥を完食した。
私も昼食を食べ終わり、自分の部屋で日記をつけたり勉強していた。健吾はたぶん、ベッドで寝ているだろう。