【完】私の彼氏は転校生。

休み時間、本を読んでいたら藤野君が私の前に来た。


「……尾崎さん、ちょっと学校案内してくれない?」


「えっ? 私が? いいよ……」





「えーと……ここが図書室で――」


「尾崎さん。俺、尾崎さんのことも知りたいんだけど」


藤野君はそういって真剣なまなざしで私を見つめてきた。





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