【完】私の彼氏は転校生。

〜立夏side〜


授業が終わり、帰ろうとした。
すると、後ろから声をかけられた。振り返るとそこには悠太がいた。


「立夏! 一緒に帰ろ!」


「あ……ごめん、今日用事があるからムリ……」


そういってげた箱に行こうとしたら、悠太に腕を掴まれた。


「……それ、嘘でしょ?」


……え?


「立夏が嘘つく時、少し目がきょろきょろするって雪野さんから聞いた。……何を隠してんの?」


「……ごめん……ごめんね、あとでゆっくり話そう」


「俺は今話がしたい。来て」


私は腕を掴まれたまま、どこかに連れていかれた。





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