【完】私の彼氏は転校生。
あれ以来、福井さん達が私達に近づいてくる事がなくなり、平和な日々が続いていた。
日曜の朝、ベッドで寝転んでいると、私の携帯が鳴った。
相手は悠太だった。
『もしもし、立夏?』
「うん、そうだよ! どうしたの?」
『あれ以来、福井さん達から何かされたりしなかった?』
「うん! でも、同じ部活だから気まずくなっちゃって……」
『そうなんだ……。あっ、じゃあ卓球部入らない?』
「……うん! 入ってみる! 顧問の先生に退部するっていっておくね!」
『あぁ、わかった! 俺も顧問の先生に新しく入って来る人がいること伝えとくよ! じゃあ、また明日な!』
「うん! また明日ね!」
卓球部か〜……
何か起きそうな予感がする……!