【完】私の彼氏は転校生。

そう思った時後ろから声がした。


「――尾崎さん!? ……お前ら、尾崎さんをはなせ!」


えっ……?


振り返ると、そこには藤野君がいた。


「あ? 誰だ、てめぇ」


「俺は……、俺は尾崎さんの彼氏だ!」


ええええええーっ!?


「へぇー……。じゃあ力があるか試さなきゃ……ね」


男はニヤリと笑みを浮かべ、着ていたブレザーを投げ捨てた。


これって……まさか……。





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