【完】私の彼氏は転校生。
私は学校の授業が終わった後、ラッピングの袋などを買いに行った。
店に入ると、色んなものがあった。
どれにしようかみていたら、見覚えのある背中と髪型が見えた。
私と同じくらいの背の高さで、頭のてっぺんに2つの寝癖……
「……あれ? ……滝川?」
顔をみると、やっぱり滝川だった。
「おぅ、奇遇だなぁ! 立夏も買いにきたの?」
「うん。あ、よかったら一緒にまわらない? 舞の買いに来たんでしょ?」
「いいの? ありがとう! 藤野の買いに来たんだろ?」
「うん! 舞のもね」
「舞って何が欲しいんだろー?」
舞が欲しいもの……
「あ! この前一緒に遊んでたら欲しいっていってたものあった!」
「何て言ってた!?」
滝川がずいっと近くにきた。
「それが〜……」