【完】私の彼氏は転校生。
クリスマスの一週間前の日。
私はなんとかマフラーを編み終えた。そして、ラッピングもし終わってやっと息抜きができた。
すると、携帯に電話がかかってきた。
「もしもし、尾崎ですが……」
『あっ、立夏〜? 雪野舞だけど』
「舞? どうしたの?」
『あと少しでクリスマスだけど、プレゼント用意できてるー?』
「うん! ばっちり!」
『藤野君になにあげるの? マフラー?』
「うん!」
『そうなんだ! 健くんはなにくれるかなぁー♪』
「……」
下着……滝川は本当に買ったのかな……
『おーい! 立夏〜? どしたの?』
「……あっ、ごめんごめん! もう寝るからまた今度ね!」
『うん! じゃあね〜!』
私は電話をきって、ベッドに入って電気を消して寝た。