冷酷男子に恋をする
○。冷酷男子と幼馴染み




あれから数日。
予想通り、噂はひどくなっていった。


「なぁ赤城、しばらく距離おこう。」


ある日の放課後、真城くんは私にそう告げた。

正直、どうしようもないくらいの苦しみに襲われた。
埋めることのできない穴ができてしまう。


「……。」


私は何も言えずにいた。


「赤城に迷惑かけたくない。
だから、この噂が静まるまで。」


「…わかった。」



< 115 / 365 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop