SKY GIRLとCOOL MEN
急がなきゃ!!
バッグに財布、ケータイ、ハンカチ、少し迷って折りたたみ傘も入れ、家を飛び出した。
走って行けば5分くらいで着くよね??
足の速さには少し自信がある。
確か…50mは7.秒60だったはず!!
体力は微妙なんだけど向こうまで走り切れば!!!
この服を着て走っていると近所の人が見ないわけがなく、恥ずかしいという思いからも急ぐ。
「ごっ!ごめん!!遅くなった!!」
公園で待っていた2人に声をかける。
「大丈夫だよ?」
「まだ1分前じゃん!」
「へ?」
公園の時計を見るとまだ大丈夫だった。
間に合ったんだと思い、ホッとする。
「「可愛いー!!」」
えっ!?
「赤ずきんちゃんじゃん!!超似合ってるよ可愛い!」
「メイクするなんて珍しいわね〜、また先輩意識しちゃってるのー?」
「だからそんなんじゃないよ!違う違う!」
意識は…してなくも無いけど。
恥ずかしい。
顔赤いよって2人に言われ、ますます意識してしまう。
「とりあえず!行こう!」
「はいはい。」