SKY GIRLとCOOL MEN
路地の奥まで来ると、人の声がとても遠くに聞こえる感じがした。
「あの、私、待ち合わせを……」
「何?待ち合わせ?何が言いたいのか全然分からないよ。俺らと遊ぶ為にきたんだろ?…おい!出てきていいぞ!」
男がそう言うと4・5人ほどの男達が来た。
着ぐるみを付けているのは私をここへ連れてきたこの2人だけ。
「ハロウィンなのにどうして仮装をしていないのですか?」
当たり障りの無さそうな話をしてみた…つもりだったけど。
「はぁ?こいつ俺らの事ナメてんの?」
「さぁ?怖くねぇのか?」
「もっと怖がってると思ったのにマジヤる気無くすわ〜」
どういうこと…??
「でもさぁ、無理矢理泣かせんのもよくね??」
「ぎゃははは!!!お前マジな顔して言うなよ!だけどグッドアイディア〜」