SKY GIRLとCOOL MEN
「私は、私はっ!先輩の事が好きだったのに…っ!いつも優しくて、頼れる先輩の事が!」
「ふーん、、、それで?」
えっ?
「だから何っつってんだよ!お前さあ、俺がせっかく今まで優しくしてやってたのに何?俺を怒らせてただで済むと思うなよ!!!!」
そう私に怒鳴り、胸ぐらを掴まれた。
「お前、俺が誰か知っててこんな事したんだよな?」
分からない、と首を横に振った。
「ふっ、だよなぁ〜、俺はここ一帯を占めてる暴走族"STORM"の初代総長、五十嵐大輝だよ。」
暴走族?総長?
信じられない。絶対にあり得ない。
「コイツ、信じられねぇって顔してるぜ!だよなぁ、総長は表はすっげぇ優しいもんな。」
「でも裏の顔は結構酷いんだぜ?」
「嘘よ。先輩、嘘なんでしょ?…嘘って言ってください!そんな、の…ううっ、あり得ない。」
今までに見たことのない先輩の表情、行動、聞いたことのない声。
夢だと信じたかった。
「あーあ、泣いちゃった〜。」
先輩は地面に私を押し倒した。
「ここでヤっても…いいよね?」
服のボタンを外される。
どうして?
どうしてこんなことになったの?
スッ、と頰を撫でられるとブワッと全身鳥肌が立った。
すると
ポタッ、ポタッ、と反対側の頰に水が落ちた。