SKY GIRLとCOOL MEN




とりあえず、びしょ濡れだしブレザーぐらいは脱がせた方がいいよね。


「スカートは…」


中に何も付けていないなんてことはまさか無いだろうと思い、少し捲ると案の定、体育着のズボンを着ていてホッとした。



スカートとブレザーを適当に干し、少女のセミロングの髪をドライヤーで乾かした。




「もう9時半過ぎてるじゃん、ってあれ?」




少女を部屋のベッドまで連れて行こうと抱きかかえたが体が熱い…変だ。



この生活感の無い部屋に熱さまシートがあったのが幸いしてそれをおでこに貼り、ベッドへ寝かした。
そして水を入れたグラスを近くにあった机に置いておいた。



よかった。俺が見つけて。
本当に良かった。


< 54 / 75 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop