SKY GIRLとCOOL MEN



でも、なにも無かったように脱衣所のドアを開く。
すると後ろから向井さんがやってきて、私を正面へ向けるとぎゅっと抱きしめた。


「大空、大空、本当に無事でよかった…」


ああ、なんだろう、この状況は。
それよりもお腹が痛い、とっても痛い。
痛くて痛くて小さく唸っていると流石におかしいと思ったのかパッと離れた。

「あはは、ありがとうございます」

そういって向井さんに外へ行ってもらおうとしたが逆に近づいてきて服を胸の方まで捲し上げた。
向井さんが息をのんだ。
それは…あまりにも私のお腹が赤黒く腫れていたから。



< 74 / 75 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop