SKY GIRLとCOOL MEN




目を開けると自分の部屋のベッドにいて、制服のブラウスとスカートの中に着ていた体育着のズボンの状態になっていた。

額には熱さまシートが貼られていて、机には水の入ったグラスが置かれていた。


昨日の事を思い出して、あの男にお礼をしなければと部屋を急いで出る。


頭がガンガンする…


リビングへ行くとソファでその男が眠っていた。
疲れていたのかバッグが少し散らばっている。


スカートとブレザーが干されてる、
そこまでしなくて良かったのに…

昨日はうっすらとしか見れなかった男の顔を覗き込んだ。

わぁ、かっこいい…

この男の人は、芸能人なんかよりもずっとかっこよくて、寝てるから今はわかりずらいけど、モデル並のスタイルの良さだと思った。



ドクン…



胸が苦しくなるほどの何かに、心臓が大きく震えた。


お、起こすべきかな…??
とりあえず布団かけてあげよう。


「んっ…」


起きないようにしなきゃね。
…あ、

私が布団をかけてあげたと同時に男は起きてしまった。


「お、おはようございます。」

「おはよー…もう仕事は遅刻だね〜、お前も学校に電話しとけ。」

「あの…すいません…昨日はありがとうございました」


ぺこりと小さくお辞儀をすると男は笑う
何がおかしいの???
変な事したのかな?


「ははっ、昨日のは別に気にしなくていいよ、大丈夫だった?ていうかなんで普通に俺みたいな知らねー男入れてんの?親は?」


「えと、親は、その……」
「…いいよ、言わなくて。無理に聞く気は無いから。」


見た目より意外に…
この人…


「あーっ!!!」

「うわ!いきなり叫ぶな、びっくりしただろうが。」



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